(ブルームバーグ):

米疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)は14日に緊急会合を開き、まれに深刻な血栓が生じると報告された米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて協議したが、採決を行わずに終了した。追加データが得られるまで接種中断を事実上延長する決定となった。

J&J製ワクチン接種中断は継続−米CDC諮問委が追加データ求める

  一方、J&Jは同社製ワクチンの恩恵がリスクを上回ると引き続き確信しているとの立場を示した。

  インドの1日当たりの新規感染者数は初めて20万人を上回った。

  タイは新型コロナ感染者が今週急増したことを受け、バンコクや他の県での部分的ロックダウン(都市封鎖)を検討している。同国紙バンコク・ポストが報じた。

  オーストラリアのカンタス航空は、同国の旅客数がほぼ完全に回復したと発表した。

  欧州医薬品庁(EMA)は、J&J製ワクチンに関する勧告を来週発表する予定だと明らかにした。

  ニュージーランドの医薬品当局は、J&J製ワクチン承認の判断に先立ち、同社の医薬品部門ヤンセンに追加情報の提供を求めた。

  カナダ保健省はアストラゼネカ製ワクチンについて、「極めてまれな血栓症」と関係する可能性はあるが、接種の恩恵がリスクを上回るとの見解を示した。

  航空機内で新型コロナウイルスに接触するリスクは、真ん中の席を空席にすることで最大半分程度まで減らせると、米政府が公表した新たな研究が結論づけた。だが、この安全対策を米航空会社はすでにやめている。

機内の新型コロナ感染リスクを大きく下げる措置、米航空各社取り消し

  ヘインズ米国家情報長官に上院情報特別委員会で、米情報機関は新型コロナウイルスの起源についてまだ結論を出していないと証言した。

  新型コロナワクチン「スプートニクV」を開発したロシアの国立ガマレヤ研究所は、同ワクチンの使用により血栓が生じた例はないとの声明を出した。

  米ファイザーとドイツのビオンテックは、共同開発した新型コロナワクチンのEU向け供給を4−6月(第2四半期)に25%増量する。すでに計画されている2億回分の供給に加えて、第4四半期に予定していた5000万回分の供給を今四半期に前倒しする。

ファイザー製ワクチン、EUに追加供給へ−第2四半期に5000万回分

  デンマークは英アストラゼネカ製コロナワクチンの使用を中止すると発表した。同ワクチンは接種後に血栓が生じる副反応が懸念されている。ワクチン接種プログラムからアストラ製ワクチンの除外を決めた初のEU加盟国となる。

デンマークがアストラ製ワクチンの投与中止、EU加盟国で初めて

  J&Jのコロナワクチンの配布が米欧の大半で一時停止されたことに関し、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、まれだが深刻な血栓が生じる副反応の症例がさらに多く確認されるかどうかを調査する上で投与中断は必要だと発言。その上で、そうした事態は予測していないと述べた。

ファウチ氏、J&Jワクチンによる血栓症例の大幅増加は予測せず

  南アフリカでのワクチン供給の遅れは、J&Jを含む製薬各社から「不合理な条件」を要求されたのが原因だと、同国のムキゼ保健相が述べた。

  ドイツの7日間ベースの感染率指標が3カ月ぶりの水準に増加した。EU加盟国はいわゆるワクチンパスポートの技術規格で合意。夏季に向けてEU域内外からの旅行振興を後押しする。

EU加盟国、ワクチンパスポートの規格で合意−夏季の旅行促進狙う

  米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計データによると、世界の感染者数は1億3800万人、死者数は297万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は8億3200万回を超えた。

(インドや米CDCなどの情報を追加して更新します)

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