(ブルームバーグ): 仮想通貨投資信託で世界最大のグレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)を運用するグレースケール・インベストメンツは、GBTCを上場投資信託(ETF)に転換する意向をあらためて表明した翌日に、あまり知られていないETF会社に出資した。

グレースケール、ビットコインETFへの転換に「100%コミット」

  出資先のクリアシェアーズは同時に、3200万ドル(約34億8000万円)規模の「クリアシェアーズ・ピトン・インターミディエート・フィクスト・インカム」ETF(PIFI)の銘柄シンボルを「BTC」に変更する手続きを発表した。BTCは暗号資産業界のほとんどの人が使うビットコインの略だ。

  この動きは早速、業界の耳目を集めた。米金融市場はビットコインETFを待望しており、米国初のビットコインETF実現を目指し昨年12月以降少なくとも8社が米証券取引委員会(SEC)に承認を求め申請している。

初のビットコインETF、資産10億ドル突破−上場後2カ月未満

  クリアシェアーズのウェブサイトによれば、PIFIは今のところ、投資適格社債と米政府機関債、米国債に投資している。

  グレースケールの広報担当、セレス・ルー氏は電子メールで「グレースケールはデジタル通貨ETFを市場に投入するという長期的な取り組みの一環としてクリアシェアーズに出資した。デジタル通貨業界に関連する投資戦略を備えた商品で協力する可能性はある」と説明した。

  クリアシェアーズの広報担当者は発表資料以上のコメントを控えた。

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