(ブルームバーグ): 中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)は今年、中国の広告収入を42%増やし、電子商取引の規模を約3倍にすることを目指している。社内文書で明らかになった。同社は一部中国事業の新規株式公開(IPO)に向け準備を進めている。

  ブルームバーグ・ニュースが確認した社内文書によると、同社はティックトック中国版の「抖音(ドウイン)」やニュースアプリ「今日頭条」など中国を拠点とする事業について、今年の広告収入を2600億元(約4兆3300億円)と、2020年の1830億元から増やすことを目標に定めている。この目標にティックトックは含まれない。

  また、電子商取引の総取扱高(GMV)を最大6000億元と、昨年の1700億元から拡大することも狙う。抖音については、1日当たりのアクティブユーザー数6億8000万人を目標としている。3月は約6億1000万−6億2000万人だった。これらの目標は暫定的で、なお変更される可能性があると、社内目標であることを理由に事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に明らかにした。

  バイトダンスの広報担当者に電子メールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。

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