(ブルームバーグ): 世界で過去1週間に新型コロナウイルスに新たに感染した人は520万人を超えた。コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まって以降では週間ベースで最多となった。対応が不十分な国の多くで感染が加速している。

世界の新規コロナ感染、週間ベースで最多更新−途上国中心に急増

  米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナワクチンについて、米国でどのような形で接種を再開するかは恐らく23日までに決まるだろうと述べた上で、使用をやめる可能性は極めて低いとの見方を示した。

  ファウチ所長は18日、複数の米テレビ局のインタビューに応じた。ABCの番組「ジス・ウィーク」では、新規感染がワクチン接種で抑制されているものの、米新規感染者数の7日間平均は6万人余りと「多少危うい状態」にあると指摘した。

  米疾病対策センター(CDC)は、米国で18歳以上の半数が少なくとも1回のコロナワクチン接種を受けたと明らかにした。規定回数の接種を終えた成人の割合は約32%だとした。

  フィリピンは英アストラゼネカ製ワクチンの60歳未満への使用を再開する。オーストラリアとニュージーランドの隔離なしでの往来が始まった。香港は20日から14日間、インドとパキスタン、フィリピンからの航空便乗り入れを禁止する方針。

  英オックスフォード大学は、新型コロナウイルス感染症から回復した人を意図的に再感染させる試験を開始する。この種の試験は前例がなく、より有効なコロナワクチンを開発する方法の解明につながると期待されている。

英オックスフォード大、コロナ回復患者を再感染させる試験開始へ

  トルコでは重症となる若者が増えており、1日当たりのコロナ死者は過去最多を更新した。

  米ミシガン州のウィットマー知事は英国型変異株を中心にした州内の感染拡大ペースが今後緩和する可能性があると述べた。ただワクチン需要も鈍化する恐れがあると指摘した。

  マクロン仏大統領は、米国民がワクチン接種済みを証明する「特別パス」を提示することで今夏にフランスへの渡航が可能になると語った。

  イスラエルは屋外でのマスク着用義務を解除した。

  米ニューヨーク州の検査陽性率は2.35%と、昨年11月7日以来の低水準となった。クオモ知事が明らかにした。

  韓国当局はインドから到着した9人からいわゆる二重変異株を特定した。同感染症例が先月に2件、今月に7件確認されたと説明した。

  パキスタンでは新規感染者が6127人と、10カ月ぶりの多さとなった。

  ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、コロナによる死者は世界で301万人を突破した。感染者数は1億4110万人を上回っている。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は計8億9400万回を超えた。

(世界の週間ベースの新規感染者数などの情報を追加して更新します)

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