(ブルームバーグ): トヨタ自動車は19日、2025年までに電気自動車(EV)を15車種導入する計画を明らかにし、スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型EV「TOYOTA bZ4X」のコンセプト車両を同日開幕した上海モーターショーで発表した。

  トヨタの発表によると、SUBARU(スバル)と共同開発したEV専用プラットフォーム「eTNGA」を採用した「TOYOTA bZ4X」はソーラー充電システムも採用するなどで航続距離を確保。日本と中国での生産を予定しており、22年半ばまでに世界販売を順次開始する予定だ。

  「bZ」シリーズは中国や欧米などEV需要が高く、再生可能エネルギーによる電力供給が多い地域で堅調な販売を見込んでおり、25年までに7車種を導入する計画。顧客のニーズに応じたさまざまな大きさやスタイルのEV導入はトヨタ単独では困難として、同シリーズではスバルのほか子会社のダイハツ工業やスズキ、中国のEVメーカーBYDをパートナーとして共同開発を進めているという。

  脱炭素化の流れが世界的に加速する中、自動車各社はEVを含めた電動車の開発を急いでいる。燃料電池車やハイブリッド車(HV)なども含めた電動車開発で全方位戦略を掲げるトヨタは、25年までに世界電動車販売を550万台以上と直近の約195万台から拡大することを目指している。

  トヨタは発表資料で、電動化に関するこれまでの実績を公表した上で、25年までに電動車のラインアップを70車種程度まで拡充していく考えも示した。

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