(ブルームバーグ): 米銀シティグループは中国で新たに投資銀行・トレーディング業を行う計画を進めている。同行は先にリテール(小口)銀行業で中国から撤退することを明らかにしていた。

  シティは人民元建て株式引き受けと顧客向けトレーディングの証券免許および先物ブローカー免許を今後2カ月以内に申請する。非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に語った。1年から1年半での事業開始を目指しているという。

  関係者によれば、近く最高経営責任者(CEO)が指名され、当初は50人を採用し、いずれは100人程度に増やす計画。大半が外部から採用されるが、他の本土業務から異動になる行員もいると関係者は説明した。

  中国共産党系の新聞、環球時報は先に詳細を示さず、シティが中国で株式・先物トレーディング免許を申請する計画だと報じていた。シティは中国を含めたアジアと欧州・中東・アフリカ(EMEA)の一部市場でリテール銀行業を撤退すると発表していた。

米シティ、アジアとEMEAの13市場でリテールバンキング撤退

  香港在勤のシティ広報担当者は、中国の顧客をサポートする機会を探り続けると述べたが、免許申請と採用計画の質問に対してはコメントを控えた。

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