(ブルームバーグ): アジアのリスク資産は世界経済の回復加速から恩恵を受けるように見えた矢先に、新型コロナウイルスの感染再拡大で再び水を差された。

  アジアの新規感染が他地域を上回るペースとなる中、アジア株の指標であるMSCIアジア太平洋指数は3月初め以降、MSCIワールド指数のパフォーマンスを6ポイント余り下回っている。

  感染再拡大を背景に、インド・ルピー、円、マレーシア・リンギットはいずれも2月末から1−2%下落。タイ・バーツは同期間に3.7%下げた。

  インドは域内の新規感染の大半を占め、1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新し続けている。日本は東京都と大阪府を対象とした緊急事態宣言の発令に近づいている。

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  アジア株式市場では感染拡大に圧迫されている地域の下落が目立ち、今月はインド株や日本株が下げの中心となっている。一方、感染対策が奏功している台湾やベトナムの主要株価指数は過去最高値圏で推移している。

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