(ブルームバーグ): 東京都は21日、新たに843人(前日711人)の新型コロナウイルス感染を確認した。1月29日の871人以来、3カ月ぶりの高い水準となった。小池百合子知事は3回目となる緊急事態宣言の発令を要請する考えで、都は期間や具体的な対策について政府と調整を進めている。

  発表によれば、感染者数の直近7日間移動平均は665.3人(同629.3人)で、前週比133.8%(同127.9%)。12日から「まん延防止等重点措置」を適用中だが、増加傾向に歯止めがかかっていない。

  小池知事は首都圏の知事らとのオンライン会議で、今後の対策について「変異株という新しい猛威の拡大をどうやって抑えていくのかという観点から協議している」と述べた。

  都は期間を大型連休中の4月29日−5月9日とし、デパートなどの大型商業施設を休業要請の対象とする調整に入ったと毎日新聞が報じた。感染状況によっては、解除の時期を1週間程度遅らせる可能性も検討しているという。

  大阪府も緊急事態宣言の発令を政府に要請した。百貨店やショッピングモールなど大型施設に休業を求める。吉村洋文知事は期間について3週間から1カ月程度が適切と記者団に述べた。NHKによると、隣接する兵庫県も要請する方向で最終調整に入った。

  菅義偉首相は参院本会議で、東京、大阪などの感染状況について「強い危機感を持って対応すべきだ」と述べた。加藤勝信官房長官は緊急事態宣言発令した場合の具体的な対策について「速やかに検討を進めていきたい」と記者会見で語った。

  共同通信によると、菅首相は緊急事態宣言発令を巡り西村康稔経済再生担当相ら関係閣僚と夕方に協議する。

(感染者数が3カ月ぶりの高い水準となったことを追加します)

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