(ブルームバーグ): フランスの自動車メーカー、ルノーが22日発表した1−3月(第1四半期)の売上高は予想に反して減少した。新型コロナウイルス禍からの業績回復で欧州の同業に後れを取っている。

  発表資料によると、1−3月の売上高は前年同期比1.1%減の100億ユーロ(約1兆3000億円)。ブルームバーグがまとめた予想平均(101億4000万ユーロ)に届かなかった。1−3月の暫定決算が予想より良かったドイツのBMWやダイムラーとは対照的だった。乗用車および商業用バンの1−3月販売台数は1.1%増と、これも伸び率が鈍い。

  ルノーは欧州市場や大衆車中心のポートフォリオへの依存度が高く、コロナ禍から回復する見通しへの重しとなっている。フランスを含む多くの欧州諸国はコロナ抑え込みになお苦戦しており、封鎖措置も残っている。また、フォルクスワーゲン(VW)やBMW、ダイムラーなどドイツ勢とは異なり、ルノーには欧州に比べて自動車販売の持ち直しが鮮明な中国での事業が小さい側面もある。

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