(ブルームバーグ): 米マクドナルドの1−3月(第1四半期)決算は、世界売上高が過去1年余りで初めて増加した。欧州市場は低迷が続いたが、米国市場の需要が好調だった。

  発表によると、世界全体の既存店売上高は1−3月に7.5%増。市場予想を上回り、2019年後半以来の増収となった。主要指標となる米市場の既存店売上高は13.6%急増し、こちらも予想を上回った。世界の売上高は19年1−3月の水準も上回ったと、同社は明らかにした。

  マクドナルドは通期見通しを引き上げ、全体の売上高は為替変動の影響を除いたベースで10%台半ばの伸びになると予想。1月時点では「2桁台前半」の伸びを見込んでいた。

  約1万3600店舗を展開する米国内では、2月に投入した新商品のクリスピーチキンサンドイッチに加え、政府による新たな個人給付が追い風となった。これ以前から、マクドナルドなどドライブスルーを展開する外食チェーンは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で業界が打撃を受ける中でも、相対的に業績は堅調だった。

  米既存店売上高は朝食と昼食、夕食のすべてにおいて2桁台の伸びを示したと、同社は電話会議で明らかにした。

  一方で課題にも直面している。米国内で人材探しが難しくなったほか、特に欧州でコロナ対策の事業活動制限措置が断続的に続いていることも向かい風。フランスとドイツの既存店売上高は1−3月に減少した。

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