(ブルームバーグ): 米国の女優ジェシカ・アルバさんが立ち上げた美容・ベビー用品ブランド、オネストの株式が上場初日に44%の大幅高となった。

  オネスト株は5日にナスダックに上場。終値は23ドルと、新規株式公開(IPO)価格の16ドルから44%上昇した。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、アルバ氏の持ち分約5%は9800万ドル(約107億円)の評価。同氏は約2400万ドル相当の行使可能オプションも保有する。

  アルバ氏(40)は2011年、刺激の強い化学物質を使用しないベビー用品が見当たらない状況に動かされ、オネストを創業した。カーボンニュートラルを掲げるオネストは、おむつやおしりふき、シャンプー、ローションを製造し、「クリーンでナチュラル」な商品として宣伝。環境に配慮し向上心のある比較的裕福な子育て世代を顧客対象としている。2020年の売上高は前年比28%増の約3億100万ドル。営業損益は1350万ドルの赤字だった。

  オネストの時価総額は現在約21億ドル相当で、従業員向け株式オプションや制限付き株ユニットを含めた完全希薄化後では24億5000万ドル。ピッチブックによれば、2017年の資金調達ラウンドでのインプライド・バリュエーションは8億6000万ドルだった。

  富豪ベルナール・アルノー氏が後援するプライベート・エクイティー(PE、未公開株)投資会社Lキャタルトンは18年にオネストに2億ドルを投資したが、今回のIPOで保有分の約半分を売却。ほぼ260%のリターンを記録した。

©2021 Bloomberg L.P.