(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスの新規感染者が急増している台湾は、世界的な半導体の供給維持に務めると政府が表明した。政府はまた、現時点では感染拡大による影響は限定的だとみている。

【新型コロナ】台湾、新規域内感染が過去最多に−警戒水準引き上げ

  国家発展委員会の龔明鑫主任委員は18日、台北での会見で、感染拡大による打撃が国内消費だけにとどまり、6月30日までに感染拡大が収束した場合、台湾の域内総生産(GDP)成長率は0.16ポイント押し下げられるとの予測を示した。7−9月(第3四半期)に入っても感染拡大が続いた場合、成長は0.53ポイント落ち込む恐れがあるという。龔氏によれば今年のGDPは依然として5%を上回る伸びを達成する可能性がある。なお国家発展委員会はGDP予測は担当していない。

  台湾政府は今年2月、世界的な半導体需要に伴い輸出が増加するとの見通しを背景にGDP予測を4.64%増に引き上げた。ただしこれは、今月に入り急増した新型コロナの新規感染者数や深刻化する干ばつ、さらに計画停電による影響を織り込む前の数値だ。

  龔氏によれば、政府は企業に対しさまざまな感染拡大防止措置を講じるよう求めている。

  米国の要請に応じて米自動車メーカーからの半導体注文を優先するのかと問われ、龔氏は自動車用半導体への世界からの注文に可能な限り応じていくつもりだと答えた。

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