(ブルームバーグ):

26日の米株式相場は反発。米金融当局が予想より早く利上げに踏み切るとの懸念が後退する中、より広範な経済再開の恩恵を受ける銘柄が特に値上がりした。米国債は小反落。

  S&P500種株価指数ではエネルギーや小売り、資本財・サービス銘柄が上昇したが、ハイテク株はさえなかった。小型株で構成するラッセル2000指数は他の主要株価指数をアウトパフォームした。誕生から125年を迎えたダウ工業株30種平均はほぼ終日もみ合いの展開だった。米6大銀行の最高経営責任者が上院銀行委員会の公聴会に出席したこの日、銀行株は値上がり。電気自動車投資の拡大を明らかにしたフォード・モーターは8%を超える上昇となった。

  S&P500種は前日比0.2%高の4195.99。ダウ平均は10.59ドル(0.1%未満)高の34323.05ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.58%。

  PRSPCTVキャピタルのファンドマネジャー、ローレンス・クリアチュラ氏は「マクロ懸念が後退し、同時にミクロ経済面の実状が改善するというスイートスポットに、この日の市場は行き当たった」と指摘。「過熱度合いが比較的抑えられた環境を示唆する材料はいかなるものでもポジティブだ。金融当局がより長期にわたり何もせずにいられることを意味するためだ」と語った。

  外国為替市場ではドルが上昇。月末のポートフォリオ調整でショートカバーが入った。一方、ユーロは対ドルで2週間ぶりの大幅安となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。今週に入り初のプラスとなった。ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.3%高の1ドル=109円15銭。ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.2192ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日続伸し、約1週間ぶりの高値。米政府の統計で原油在庫が先週縮小し、2月後半以来の低水準となったことが買いを誘った。米国の燃料需要の増加も示され、イラン産原油の供給増観測に伴う懸念が打ち消された。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は14セント(0.2%)高の1バレル=66.21ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は22セント高の68.87ドル。

  金スポット相場は反落。一時は0.7%上昇し約4カ月ぶり高値を付けていたが、米国債利回りの上昇を受けて金利の付かない金への需要が損なわれた。ドルの上昇も金相場にとってマイナスだった。

  スポット価格はニューヨーク時間午後2時42分現在、0.2%安の1オンス=1895.23ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%高の1903.80ドルで終えた。

Dollar Advances Amid Short Covering; Euro Slides: Inside G-10(抜粋)

Oil Advances With Tightening U.S. Supplies Offsetting Iran Risk(抜粋)

Gold Slips From Four-Month High as Treasury Yields Rebound(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)

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