(ブルームバーグ):

愛知県豊田市で、75歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン集団接種が30日から始まったとNHKが報じた。市はトヨタ自動車やヤマト運輸と連携し、輸送・保管や会場運営で独自のモデルを推進している。

  NHKによると、会場運営に活用されているのは「トヨタ生産方式」と呼ばれる車づくりで培った生産性を向上させるノウハウ。訪れた人が何度も往復せずに最短のルートで接種を終えられるようレイアウトを工夫、順路を色や絵などで案内する看板も設置している。

  豊田市は先月23日、トヨタ自動車、ヤマト運輸と新型コロナウイルス感染症ワクチンに関する三者連携協定を締結した。

  トヨタ自動車は同市の関連4施設を集団接種会場に提供。同社の産業医延べ約100人、看護師等延べ約350人のほか、会場を運営するスタッフを派遣する。ヤマト運輸はワクチンを保管拠点から接種会場に超低温で輸送するとともに専用の容器を使用して会場での保管も行う。

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