(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストは、今年のブラジルの成長率予想を上方修正した。同国の1−3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)が投資と農業部門の回復を背景に予想を上回ったことを受けた。

  ゴールドマンは今年のGDP成長率予想を従来の4.6%から5.5%に、BofAは従来の3.4%から5.2%にそれぞれ引き上げた。

  BofAのブラジル担当チーフエコノミスト、デービッド・ベッカー氏はインタビューで、「第 1 四半期の経済活動鈍化に対する懸念は行き過ぎだった」と述べた。また、ゴールドマンのアルベルト・ラモス氏はリポートで、「今後数四半期にブラジル経済は目に見えて回復すると見込んでいる」と指摘した。

  ブラジル地理統計資料院(IBGE)が1日発表した1−3月の国内総生産(GDP)は前期比1.2%増と、ブルームバーグまとめたアナリスト予想中央値の0.9%増を上回った。前年同期比では1.0%増だった。

  農業が前期比5.7%増、投資が同4.6%増と、GDPを押し上げた。一方、家計消費は同0.1%減だった。

  1日の外国為替市場でブラジル通貨レアルは、一時1.1%上昇の1ドル=5.1603レアルと、主要通貨の中で最大の上昇率となった。

【新興国市場】ブラジル・レアル、年初来高値−予想上回るGDP受け

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