(ブルームバーグ): 米国株の時価総額ベースのベンチマーク、ラッセル指数の構成銘柄入れ替えは毎年の一大イベントだ。「ミーム銘柄」の代表格であるビデオゲーム販売の米ゲームストップ、映画館チェーンのAMCエンターテインメント・ホールディングスが入れ替え対象となる可能性があり、今年は例年より広く投資家の関心を集めている。

  ラッセル指数のウェブサイトによれば、構成銘柄入れ替えは、これらの指数をベースとする金融商品に投資ないし連動する10兆6000億ドル(約1160兆円)余りの投資家資産に影響する。入れ替え前後は、米国の取引所の売買が年間で最も活発になる時期の一つだ。

  AMCとゲームストップが、米国の代表的な小型株指数ラッセル2000指数から大型株のベンチマーク、ラッセル1000指数に移行するかどうかだが、FTSEラッセルの親会社であるロンドン証券取引所グループ(LSE)の広報担当ルーシー・ホロウェイ氏によれば、6月25日の取引終了時の時価総額次第となる。

  ホロウェイ氏は4日の発表資料で、「米大型株のラッセル1000指数と小型株のラッセル2000指数の構成銘柄を分ける時価総額の分岐点は、2021年は52億ドルと20年の30億ドルから73%高くなった」と説明した。ラッセル1000指数および2000指数、ミッドキャップ指数の最終的な構成銘柄リストは、入れ替えを実施する28日に公表する。

  4日の終値に基づく時価総額はAMCが246億ドル、ゲームストップは184億ドルとなっている。

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