(ブルームバーグ): バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらによると、米国の年金基金による株式から債券への「巨大なローテーション」の準備が整いつつある。

  コンサルティング・アクチュアリー会社、ミリマンによれば、米国のトップ100確定給付型企業年金の積立率は5月に98.8%と、2020年7月の82%から上昇していた。

  金利上昇が続ければこの比率が100%を超えるとBofAは予想。そうなれば企業年金がリスクを圧縮するため、株式から高格付け社債への資金移動が起こるだろうと、クレジット戦略リポートで指摘した。

  高格付けクレジット戦略責任者のハンス・ミケルセン氏はインタビューで、「これはかなり大きな規模になると思う。特に長期の社債を支えるだろう」 と述べた。

  ミケルセン氏によると、積み立て超過の企業年金は、株式などのリスクの高い資産を売り、保険会社から年金保険を購入する可能性が高い。これに伴い保険会社は多くの場合、期間の長い投資適格社債でヘッジするという。

©2021 Bloomberg L.P.