(ブルームバーグ): 6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は市場の予想よりも上昇した。経済見通しの改善や、インフレ期待がやや後退したことが背景にある。

  ミシガン大消費者調査ディレクターのリチャード・カーティン氏はリポートで、「米経済の成長加速が見込まれており、失業が純ベースで減ると見込む消費者はこれまでになく多かった」と指摘。「インフレ上昇は引き続き消費者にとり最大の懸念だが、期待値は6月上旬に低下した」と説明した。

  移動制限の緩和や温暖な天候、健康への懸念後退を背景に、消費者は楽観を強めている。一方で政策担当者と投資家は、経済成長が加速する中でのインフレ期待の推移を注意深く見守っている。

  インフレ期待は全体的には和らいだが、比較的所得が低い世帯と年齢が高い世帯では、最近の物価上昇がすでに自身の生活水準に悪影響を与えていると答える比率が高かった。

  住宅価格が高いと答えた消費者の割合は過去最高に達した。自動車や家庭向け耐久財の価格上昇への言及は、1981年以来の高水準だった。

  現況指数は90.6(前月89.4)、期待指数は83.8(前月78.8)にそれぞれ上昇した。調査は5月26日から6月9日までの期間に実施された。

  1年先の景気見通しについての指数は、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前以来の高水準となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加します)

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