(ブルームバーグ): 東京株式市場でTOPIX(東証株価指数)は小幅続伸。外国為替市場で円相場が対ドルで110円台の円安水準を保つ中、機械や自動車など輸出関連に採算の改善を期待した買いが入った。原油相場の上昇を受けて資源開発や商社も高い。半面、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を控えた見極めムードから上値は限定的で、半導体関連やゲーム株は安かった。

市場関係者の見方

SBI証券の鈴木英之投資調査部長

国内でワクチンの接種が進み始めているのは経済正常化の点で追い風米金利が極端に上昇しない展開で、株式相場も比較的に安定しているただ、米国も小幅下落で様子見姿勢が強く、国内市場もFOMC待ちFOMCはうまく市場と対話しながらやってくれるという期待感が強い

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員

きのう上昇が目立った半導体などで持ち高調整の売りが先行やすく、FOMCの政策発表を控え様子見姿勢が強い米生産者物価などインフレ関連の情報は織り込み済みで影響はないFOMCは政策維持の可能性が高いが、会見の発言内容には注意が必要

東証33業種

背景

米生産者物価指数、5月は予想上回る伸び−物価圧力さらに強まる米金融当局、債券購入テーパリングで予備的な議論開始も−FOMCでインフレが一時的との考えは「ナンセンス」−バーナード氏インフレ「一時的」の根拠盤石−賃金・物価スパイラル起こり得ず

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