(ブルームバーグ): アジアのヘッジファンド運営会社は、リターン拡大を目指し、未公開企業に多額の投資を行っている。これまでプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社やベンチャーキャピタルが中心だった分野に積極的に進出している。

  香港に拠点を置くアスペックス・マネジメント、タイボーン・キャピタル・マネジメント、アナトール・インベストメント・マネジメント、レーク・ブルー・キャピタルは昨年初め以来、未公開企業に多数の投資を行っている。公的な届け出で判明したほか、事情に詳しい関係者が情報が非公開であることを理由に匿名で明らかにした。

  タイガー・グローバル・マネジメントやソフトバンクグループなどグローバル企業がこの分野で投資を行ってきたが、ヘッジファンドからの資金流入を受け、上場前の有望企業への出資を巡る競争が激しくなりつつある。 アジアのヘッジファンドは、未公開市場並みのリターン創出が一段と難しくなる中、上場企業以外にも目を向けている。

  ベンチャーキャピタルに重点を置く米資産運用会社リビアの共同創業者、エリック・ウー氏は「ヘッジファンドの増加を目にしている」と指摘。「彼らははるかにペースが速く、従来のベンチャーファンドに競争をもたらし得るため、かなり破壊的な存在となる可能性がある」と述べた。

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