(ブルームバーグ): オーストラリア最大都市のシドニーは、職場や店舗など全ての屋内施設でのマスク着用義務を含む新たな規制措置を実施する。新型コロナウイルスのデルタ変異株が広がっていることに対応する。

  ニューサウスウェールズ(NSW)州のベレジクリアン首相はシドニーで記者団に対し、23日午後4時からは家庭の訪問客が5人に制限されると説明。市東部やインナーウェスト地区の住民は最低1週間はシドニー都市圏外への不要不急の移動が認められない。

  ニュージーランドは首都ウェリントンで集会人数の制限や社会的距離の維持などの制限措置を実施する。週末にウェリントンを訪れていた観光客1人がオーストラリア帰国後にコロナ検査で陽性との結果が出たことに受けた措置。

  ヒプキンス新型コロナウイルス対応相は記者会見で、ウェリントンが23日午後6時にレベル2に移行すると発表。これはロックダウン(都市封鎖)を1段階下回るレベル。

  台湾は緩やかなロックダウンを28日から2週間延長し7月12日までとする計画だ。TVBSが22日夜の中央流行​疫情指揮センターの会合の議論を基に伝えた。

  アフリカやアジアの途上国の多くでは、これまでに供給された新型コロナウイルスワクチンを既に使い果たしたか、間もなく底を突く状況にある。数カ月前にワクチン共同購入の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて最初の分を受け取っていたが、その多くはワクチン不足に陥っており、先進国からのワクチン寄付がいつ届くか分からない状態にある。

  南アフリカ共和国の工業中心地であるハウテン州でコロナの新規感染者が過去最多を記録した。国立感染症研究所によると、22日の新規感染の7割近くがハウテン州だった。同州には最大都市ヨハネスブルクや首都プレトリアがあり、人口の約4分の1を占める。

  7月4日までに米成人の70%に少なくとも1回目のコロナワクチン接種を受けさせるとしたバイデン政権の目標について、大統領の顧問らは達成できない見通しであることを認めた。ザイエンツ大統領顧問兼新型コロナ対策調整官は22日の記者会見で、目標には届かない見込みだが、30歳以上の約70%が1回目の接種を終えており、7月4日までには27歳以上がこの数字に到達するだろうと述べた。

バイデン政権、7月4日までのワクチン接種目標には届かないと認める

  米モルガン・スタンレーはコロナワクチンの接種を受けていない従業員に対し、ニューヨーク地域のオフィス立ち入りを禁止する計画だ。ウォール街ではワクチン未接種のスタッフのオフィス復帰を遅らせる方針を採用する企業が増えている。

モルガンS、NYオフィス立ち入りはワクチン接種必要−7月実施

  スコットランドはコロナ関連の制限措置の追加解除を先送りする。この1週間で新規感染が40%増え、スコットランド行政府のスタージョン首相は、ワクチン接種が感染に追いつかない状況を避けることが重要だと述べた。

  ロシアの首都モスクワは、ワクチン未接種の人のレストランやカフェの利用を禁止した。感染件数が最多を更新する中で、同市の病院はフル稼働の状態となっている。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7900万人、死者数は388万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計27億1000万回を上回った。

Vaccine Shortages Hit Global Supply Program, Halting Rollouts;

Covid-19 Cases Surge to Record in South African Economic Hub (2)(抜粋)

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