(ブルームバーグ): 米フェイスブックの株価が28日に大幅上昇した。米連邦取引委員会(FTC)と複数の州が昨年、反トラスト法(独占禁止法)に違反したとして同社を相手取って起こした訴訟で、米連邦地裁判事はこの訴えを退けるよう求めたフェイスブックの請求を認めた。これを受け同社株は買い優勢となり、時価総額は1兆ドル(約110兆円)を突破。最速でこの大台に達した企業となった。

  ソーシャルメディア大手のフェイスブックの株価は28日、2カ月ぶりの大幅高となる前週末比4.2%高の355.64ドルで終了した。

  同社株は年初来で30%上昇している。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中で友人や取引先との連絡でフェイスブックのアプリへの依存度が高まっており、ユーザー数は着実に伸び、デジタル広告の需要は好調だ。

  アップルが米国の上場企業で初めて時価総額1兆ドルに達してから約3年で、同社以外にマイクロソフトとアマゾン・ドット・コム、グーグルの親会社アルファベットのテクノロジー企業がこの大台に到達した。フェイスブックはマーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学在学中の2004年に共同で創業した企業で、わずか17年で時価総額1兆ドルを達成した。

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