(ブルームバーグ): 29日の米株式市場で半導体最大手インテルの株価が下落した。サーバー向けプロセッサー「XEON(ジーオン)」次世代製品の生産開始が2022年になると発表したことが影響した。これまでは今年中としていた。

  インテルは29日、XEONスケーラブル・プロセッサー「Sapphire Rapids(サファイア・ラピッズ」(コード名)の生産開始が22年第1四半期、「量産」開始が同年第2四半期になると明らかにした。

  リサ・スペルマン副社長は同社ウェブサイトに投稿した文書で「サファイア・ラピッズの性能向上の幅広さを踏まえ、生産開始前に追加の検証期間を設ける」と説明した。

  インテルの株価終値は1.3%安。一方、ライバルの米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は上昇し、2.8%高で取引を終えた。インテル株の下げが半導体株全体の重しとなり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.8%高にとどまった。

  回路線幅10ナノ(ナノは10億分の1)メートルの生産プロセスの遅れなどを考慮すると、今回の発表を受け、インテルの競争上の立ち位置がさらに悪化するとの懸念が生じるだろうと、サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ステーシー・ラスゴン氏は指摘した。

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