(ブルームバーグ):

英銀バークレイズは、ジュニアバンカーの報酬を引き上げる。多忙を極める行員の引き留めが目的で、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BofA)など米銀勢に追随する形になる。

  事情に詳しい関係者によると、バークレイズは米国を拠点とする全てのアナリストの基本給を1万5000ドル(約167万円)、アソシエートとバイスプレジデントの基本給をそれぞれ2万5000ドル引き上げる。今回の変更により、1年目のアナリストの基本給は10万ドルに増加するという。

  米国外の行員にも、現地通貨建てで同様の割合の昇給があると関係者は述べた。実施は7月1日付で、バークレイズの銀行部門に在籍するジュニアバンカー全員が対象。30日に正式に通知され始めたという。

  バークレイズの広報担当者はコメントを控えた。

  同行は4月、投資銀行部門のジュニアバンカーのメンタルヘルス(心の健康)を守るポリシーを一部改定し、進行中のディールで人繰りが付かないなど不可避な状況を除き、若手のアナリストとアソシエートを金曜日の午後9時から日曜日の午前9時まで勤務させない方針などを打ち出していた。

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