(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは1日、ドル建てとユーロ建て合わせて8本の社債の発行条件を6月30日に決めたと発表した。円換算した発行総額は約8160億円で、投資家の需要は約1兆7800億円に達した。

  格付けはS&Pグローバル・レーティングから「BB+」を取得しており、投資適格を下回るいわゆるハイイールド債としての発行となる。ブルームバーグのデータによると、発行総額は同社が一度に起債する外貨建て債でこれまでの最大だった2017年9月の約6750億円を上回った。

  ソフトバンクグループ広報室によると、参加した投資家は400件を超え、需要は160億ドル(約1兆7800億円)を上回った。発行条件は以下の通り。いずれの年限も利率は需要調査を始めた当初の参考水準と比べ低く決まった。

ドル建て債ユーロ建て債

  外貨建て社債の発行は18年4月以来。ブルームバーグ・バークレイズ指数によると、ドル建てハイイールド債のスプレッド(国債に対する上乗せ金利)は07年以来の低い水準で推移しており、ドル建て債の利率は年限5年と7年で起債した前回(それぞれ5.500%と6.125%)よりも低くなった。

  ソフトバンクG広報室は条件決定に先駆け、発行にはグローバルに事業投資を展開する中で多様な資金調達基盤を維持し、クレジット投資家層のさらなる拡大を図る考えがあると説明していた。調達した資金は債務返済や、手元流動性の維持を含む一般事業資金に充てる。

  ソフトバンクGは21年に入り、国内で機関投資家向けと個人投資家向けにそれぞれ劣後債を起債している。ブルームバーグのデータによると、1日時点の年間起債総額は今回債を含めて約1兆4000億円。

(需要とハイイールド債市場の動向を追加しました)

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