(ブルームバーグ): サマーズ元米財務長官は2日、米住宅価格の急上昇について「恐ろしい」ことだと述べ、景気支援策として連邦準備制度理事会(FRB)が住宅ローン担保証券(MBS)の購入を継続していることに疑問を呈した。S&P・コアロジック/ケース・シラーがまとめた4月の米住宅価格指数は、過去30年余りで最大の伸びを示した。  同氏はブルームバーグ​テレビジョンの番組「ウォールストリート・ウィーク」で、住宅上昇がインフレを誘発し、他の価格を押し上げる可能性が強いと語った。  同氏は供給不足の中で不動産価格が上昇を続けるだろうと予想し、インフレリスクを「非常に真剣に考慮する必要がある」と発言。

  FRBはMBSを月間400億ドル(約4兆4400億円)購入している。同氏は「私はなぜFRBがこうした状況に直面し、毎月MBSの主要な買い手となり続けているか理解できない。これは景気循環を増幅させる究極の行為だ」と述べた。

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