(ブルームバーグ):

2020年度の国の一般会計税収は60兆8216億円と、2年ぶりに過去最高を更新した。新型コロナウイルス感染拡大の経済へ影響が長期化する中でも、税収見通しを5.7兆円上回った。消費税収は初めて20兆円を超えた。財務省が5日発表した。

  20年度税収は当初予算で63.5兆円を見込んでいたが、新型コロナの影響を踏まえ昨年12月の補正予算で55.1兆円に下方修正されていた。19年度実績の58.4兆円に比べると2.4兆円の増収となる。

  

  20年度の消費税は21兆円と、想定から1.7兆円上振れて過去最高となった。19年10月の消費率引き上げの影響が通年で反映された。株高や巣ごもり需要が寄与し、法人税は11.2兆円と想定より3.2兆円、前年度を0.4兆円上回った。所得税は想定を0.7兆円上回り、前年度並みの19.2兆円。

  税収の上振れと税外収入0.6兆円を踏まえ、新規国債発行額は4兆円減額した。コロナ対応の支出増に備えて補正予算では112.6兆円を計画していた。

  歳出は、予算から実際の支出と翌年度繰越額を差し引いた不用額が3.9兆円。国債償還や補正予算に充てる純剰余金は4.5兆円で過去最高となった。

  21年度の税収は57.4兆円を想定。新規国債発行は43.6兆円を計画している。

出所:財務省、単位:兆円

(2段落目以降に詳細を追加して更新しました)

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