(ブルームバーグ):

6日の米株式市場では、S&P500種株価指数が8営業日ぶりに反落。米国債利回りの大幅低下が銀行株や小型株に重しとなった。外国為替市場ではドル指数が上昇した。

  S&P500種ではエネルギーと金融の下げが目立った。一方でナスダック100指数は最高値を更新。アマゾン・ドット・コムが高い。配車サービスを手掛ける中国の滴滴グローバルは急落。中国当局がアプリストア運営各社に対し、提供アプリのリストから滴滴を除外するよう命じたことが嫌気された。米供給管理協会(ISM)が発表した6月の非製造業総合景況指数が拡大ペース鈍化を示したことに反応し、米国債利回りが低下した。

米ISM非製造業景況指数、予想以上の活動鈍化−雇用が縮小圏 (2)

  S&P500種株価指数は0.2%安の4343.54。ダウ工業株30種平均は208.98ドル(0.6%)下げて34577.37ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは7.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.346%。これは2月23日以来の低水準。

  30年債利回りは6.7bp低下の1.974%。同利回りが2%を割り込むのは6月21日以降で初めて。

  アルバイン・ウッズのファンドマネジャー、サラ・ハント氏は「10年債利回りが1.45%を割ると市場は神経質になり始める」と指摘。「景気減速のシグナルと捉えられ、懸念が広がる」と付け加えた。

  外国為替市場ではドルが上昇。リスクオフの地合いが広がる中でドル指数は2週間で最大の上げとなった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。ドルは対円では0.3%安の1ドル=110円63銭。対ユーロでは0.3%上げて1ユーロ=1.1824ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は5月後半以来の大幅安。ドル上昇で商品が全面安となったほか、主要産油国の次の動きが不透明なことが相場を圧迫した。ただ、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の協議不調を材料に、2014年11月以来の高値を付ける場面もあった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1.79ドル(2.4%)安の1バレル=73.37ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.63ドル安の74.53ドル。

  ニューヨーク金相場は続伸。米国債実質利回りの低下で利子を生まない金の投資妙味が高まり、スポット価格は一時、心理的節目の1オンス=1800ドルを上回った。ただ、ドル上昇を背景に上げ幅を縮小した。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後2時27分現在、前週末比0.2%高の1795.78ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.6%高の1794.20ドルで終了。

Dollar Rallies Most in Two Weeks; Oil Weighs on FX: Inside G-10(抜粋)

Gold Reaches Two-Week High on Technical Level, Lower Bond Yields(抜粋)、Gold Pares Gains, Trades Little Changed as Dollar Rises(抜粋)

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