(ブルームバーグ):

中国の配車サービス大手、滴滴グローバルの経営トップ2人の資産が2営業日で計15億ドル(約1660億円)目減りした。中国当局の締め付けを受け、同社の米国預託証券(ADR)が6日の取引で急落した。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、程維最高経営責任者(CEO)の資産は約12億ドル減少。柳青社長の資産は約3億ドル減った。2人は共同創業者だ。

  滴滴のADRは2営業日で24%下落。中国のインターネット規制当局がセキュリティー関連の調査を開始し、アプリストアに滴滴のアプリ削除を命じたのが嫌気された。国務院もデータセキュリティーや国外での上場に対する監督を強化すると発表し、中国大手各社に警告を発した。

  滴滴は先週、44億ドル規模の新規株式公開(IPO)を米国で実施したばかり。今回の混乱は世界の投資家に打撃を与え、中国大手テクノロジー企業への投資環境を複雑にしている。

©2021 Bloomberg L.P.