(ブルームバーグ):

7日の米株式相場は上昇し、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が最高値を更新した。米国債も値上がり。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、政策当局者らが引き続き不透明感は強いとの判断を示したほか、景気刺激を目的とした債券購入のテーパリング(段階的縮小)を議論したことが示された。

  米10年債利回りは2日連続で低下し、2月以降で初めて一時1.3%を割り込んだ。インフレを伴う景気回復への期待が引き続き後退した。S&P500種は過去9営業日で8日目の最高値更新となった。

  S&P500種は前日比0.3%高の4358.13。ダウ工業株30種平均は104.42ドル(0.3%)高の34681.79ドル。ナスダック総合は0.1%未満の上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.32%。

  マーサー・アドバイザーズのドン・カルカニ最高投資責任者(CIO)は「市場は足元のゴルディロックス局面を依然享受している」と指摘。「市場はそうした高揚感の波にまだ乗っている。10年債利回りが1.31%付近の水準にあるのは、それが理由だ」と述べた。

  外国為替市場では、ドル指数が3カ月ぶりの高水準を離れた。FOMC議事要旨がドルのロングポジションを正当化するほどタカ派的ではないとの見方から、ロングを減らす動きが広がった。議事要旨では、資産購入の調整計画について議論を続けることで当局者らが同意したことが示された。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.1%未満上げて1ドル=110円66銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1790ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続落。ドル指数が一時3カ月ぶり高値をつけたことなどが背景。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の産油政策に関し、新たな手掛かり材料が待たれている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1.17ドル(1.6%)安の1バレル=72.20ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は、1.10ドル安の73.43ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。前日に続く米国債利回りの低下が金を押し上げた。FOMC議事要旨の発表後のドル指数下落を受け、金スポット相場は一段高となった。

  スポット相場はニューヨーク時間午後3時現在、前日比0.4%高の1オンス=1803.80。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、FOMC議事要旨の発表前に0.4%高の1802.10ドルで終了。

Dollar Pares Gain From 3-Month High on FOMC Minutes: Inside G-10(抜粋)

Oil Drops With Stronger Dollar and OPEC-Fueled Uncertainty(抜粋)

Gold Extends Gains After Fed Releases June Meeting Minutes(抜粋)

Spot Gold Heads for a Sixth Straight Gain as Bond Yields Slide(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)

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