(ブルームバーグ):

暗号資産(仮想通貨)の6月のデリバティブ(金融派生商品)取引高が今年初めて現物を上回った。データ調査のクリプトコンペアが明らかにした。

  6月の取引高は現物、デリバティブともに4割余り減少したが、デリバティブの市場シェアは53.8%と、5月の49.4%から拡大した。6月の売買高はデリバティブが3兆2000億ドル(約353兆円)、現物が2兆7000億ドル。

  過去にはデリバティブの取引高が現物を上回ることもよくあったが、今年に入って価格が急騰し、4月中旬までに2倍強に値上がりする中で現物市場に人気が集まった。

  クリプトコンペアは12日のリポートで6月について、「値下がりとボラティリティーの結果、現物の売買高は42.7%の大幅減少となり、デリバティブ全体も40.7%減った」と説明した。ビットコインとイーサリアム先物の建玉もそれぞれ31.8%、29.3%落ち込んだ。

  ビットコインは現時点で3万3120ドル付近と、4月中旬に付けた過去最高値(約6万5000ドル)の半値程度だ。ブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト指数は6月に11%下落した。

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