(ブルームバーグ): 米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントの共同創業者で、今年に入り業務の一線から退いていたジョシュ・ハリス氏が、自らのファンド設立に向けて準備を進めている。

  事情を知る関係者によると、ハリス氏はチーム立ち上げで支援を仰ぐため人材紹介会社と会合を持った。ファンドは中規模のPE取引に注力し、50億ドル(約5520億円)規模という緩やかな目標を掲げているという。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、ハリス氏(56)の資産は推定70億ドル。個人資産の運用は自らのファミリーオフィスが行っており、米プロバスケットボールNBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズやナショナル・ホッケー・リーグ(NFL)のニュージャージー・デビルズの株式も保有する。今年に入り同氏は1億5700万ドル相当のアポロ株を売却したが、手元にはなお26億ドル相当の株式が残る。

  ハリス氏は広報担当者を通じた発表文で、「資金調達はしていない」とし、「他に具体的な計画はない」と説明。「アポロでの仕事に今後も集中していく」としつつ、アポロでの業務引き継ぎは来年初めになるとし、「投資家であり起業家であるという自分のルーツに戻ることを引き続き楽しみにしている」と述べた。

アポロ共同創業者ハリス氏、業務の一線から退く−CEOレース脱落後

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