(ブルームバーグ): キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントの代表的な上場投信信託(ETF)は、2000年に成長型ファンドに見られたバブル的な特徴を多く示していると、JPモルガン・チェースのショーン・クイッグ氏が指摘。同ETFが下落して利益が得られるオプション取引を組むよう投資家に勧めた。

  デリバティブストラテジストのクイッグ氏は、ウッド氏の旗艦ETF「アーク・イノベーションETF(ARKK)」について、今年下期には米国債利回り上昇をきっかけに下落する可能性があるとみている。同ETFは5月中旬の直近安値から約19%反発した。

  クイッグ氏は15日の顧客向けリポートで「ブルトラップ(強気派のわな)の反転入り」を警告。「大きな変革をもたらすテクノロジー銘柄よりも既存大型テクノロジー銘柄のアウトパフォーマンスが続いている状況に加え、利回りの上昇がARKKの下げを加速させる原因になるかもしれない」と記した。

  米10債利回りは足下、3月末の直近ピークから40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下し、1.32%付近で推移している。これがARKKの反発に拍車をかけていた。しかし、クイッグ氏はこれをテクニカルな動きだと指摘。年後半は経済再開に伴う取引が再び活発になるため、巻き戻しに向かうとみている。

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