(ブルームバーグ): 16日の米市場でバイオテクノロジー会社モデルナの株価が上場来最高値を更新し、一時は前日比で11%高の288.88ドルとなった。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが前日遅く、モデルナをS&P500種株価指数の構成銘柄に採用する計画を発表したのが好感された。

  S&P500種からは21日の取引開始前に、希少疾患用医薬品の開発を手掛ける米アレクシオン・ファーマシューティカルズが除外され、代わりにモデルナが加わる。アレクシオンは英製薬大手アストラゼネカに買収されることで合意している。

  モデルナの新型コロナウイルスワクチンは昨年12月、米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可(EUA)を付与された。株価は過去12カ月で3倍余りに高騰し、今週には時価総額が1000億ドル(約11兆円)の大台を突破した。

  ジェフリーズのアナリスト、マイケル・イー氏はモデルナがメッセンジャーRNA(mRNA)で新たな領域を切り開いたことから、「バイオテク界のテスラ」とみなされていると指摘。モデルナが4−6月(第2四半期)決算発表時に2021年売上高予想の引き上げを明らかにする見込みだとして、15日付のリポートで目標株価を170ドルからウォール街最高の250ドルに引き上げた。

©2021 Bloomberg L.P.