(ブルームバーグ):

株式取引アプリ運営の米ロビンフッド・マーケッツは今夏中に20億ドル(約2200億円)を超える規模の新規株式公開(IPO)を実施する計画だ。同社が19日、米証券取引委員会(SEC)に届け出た。350億ドルの企業価値を目指す。

  届け出によれば、1株当たり38−42ドルで5500万株の募集・売り出しを行う。ブルームバーグ・インテリジェンスの3月の試算では、ロビンフッドの企業価値は130億−400億ドルのレンジになる可能性があるとされていた。

  IPO価格の仮条件を設定した同社は今後、投資家向け説明会を進める。同社は24日にライブ配信で説明会を開き、通常は機関投資家向けとされるIPO前のプレゼンテーションを一般投資家にも公開する。同社の無料トレーディングアプリを利用する初心者投資家からも買い注文が集まる公算が大きい。需要次第では企業価値の評価は変わる可能性がある。

  事情に詳しい複数の関係者によると、同社はナスダック市場で今月29日に上場する見通し。銘柄コードは「HOOD」。同社の担当者はコメントを控えた。

  ロビンフッドが計画通り22億ドル強の株式公開を実施すれば、2021年の米IPOとしては5番目の大きさとなる。ブルームバーグの集計データによると、今年の米IPOは既に648社、総額約2180億ドルと、過去最高を更新している。

(企業価値や上場日に関する関係者の話などを追加して更新します)

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