(ブルームバーグ): 21日の米株式相場は続伸。一連の堅調な企業決算が好感され、新型コロナウイルス感染の世界的な再拡大による経済的影響を巡る懸念から、市場の焦点が移った。

  S&P500種株価指数は2日間の上げとしては過去2カ月で最大となった。19日には企業業績のピークや成長モメンタムの減速を巡る懸念で、売りを浴びていた。商品関連や金融、資本財といった経済活動の再開に大きく押し上げられる業種が、この日も上昇を主導。小型株で構成するラッセル2000指数は1.8%値上がりした。

  市場予想を上回る決算を発表したベライゾン・コミュニケーションズやコカ・コーラが上昇。一方、新規会員数見通しが予想に届かなかったネットフリックスは下落した。

  S&P500種指数は前日比0.8%高の4358.69。ダウ工業株30種平均は286.01ドル(0.8%)上げて34798.00ドル。ナスダック総合指数は0.9%上昇。ニューヨーク時間午後4時32分現在、10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.29%。

  BNYメロン傘下ロックウッド・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、マット・フォレスター氏は「決算がこれまでよりもやや重要視される状況に戻りつつあるのかもしれない」と指摘。「企業の業績ガイダンスも非常に重要になる」と述べた。

  外国為替市場では、ドル指数が5営業日ぶりに下落。米国債利回りや米株式相場の上昇を背景に、逃避需要が減退した。主要10通貨では資源国通貨の上げが目立った。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ニューヨーク時間午後4時33分現在、ドルは対円では0.4%高の1ドル=110円30銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1794ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。幅広い金融資産が買われる中で4月半ば以来の大幅上昇となり、週初の下落分を一部埋めた。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計は、夏場のドライブシーズンに燃料と留出油の在庫が減少したことを示した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比3.10ドル(4.6%)高の1バレル=70.30ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.88ドル高の72.23ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。コロナ感染再拡大への懸念で大きく下げていた米国債利回りと米国株の上昇基調が続き、逃避先資産としての金の魅力が衰えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前日比0.4%安の1オンス=1803.40ドルで終了。

Dollar Dropss Demand for Haven Assets Fades: Inside G-10(抜粋)

CORRECT: Oil Rises on Equity Advance and Lower U.S. Supplies(抜粋)

Gold Declines as Bond Yields Gain and Stocks Extend Rebound(抜粋)

©2021 Bloomberg L.P.