(ブルームバーグ): 22日の米株式相場は3日続伸。テクノロジー株を中心に買いが入り、最高値に接近した。経済指標や企業決算が意識された。米国債は上昇。

  S&P500種株価指数は3日間の値動きとしては4月以来の大幅高となったが、過去2営業日と比べると小幅な上昇にとどまった。ハイテク大手のアップルやマイクロソフトが高い。一方、事業活動再開の広がりから恩恵を受ける銘柄は軟調だった。利用者の多い複数のウェブサイトが接続不能になったと伝わると、株式相場は一時下落する場面もあった。引け後に発表された決算を受けて、ツイッターは時間外取引で大幅上昇。インテルは売上高見通しを嫌気し下げた。

  企業業績への期待が高まり、週初に市場を動揺させた経済成長のピークや新型コロナウイルスのデルタ変異株感染拡大を巡る懸念は、やや後退する格好となった。この日発表された米経済指標は強弱まちまちで、6月の中古住宅販売件数は5カ月ぶりの増加となった一方、先週の米新規失業保険申請件数は市場の予想外に前週比で悪化した。

  S&P500種指数は前日比0.2%高の4367.48。ダウ工業株30種平均は25.35ドル(0.1%)上げて34823.35ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時30分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.27%。

  クロスマーク・グローバル・インベストメンツのチーフ市場ストラテジスト、ビクトリア・フェルナンデス氏は「今年後半の相場はある程度荒々しい展開になるだろうが、トレンドは上方向だと当社では考えている」と指摘。「今の市場には大量の流動性があり、企業はバランスシートに巨額の資金を留保、金利は極めて低い水準にある。こうしたポジティブな環境はすべて、今後の潜在的な経済成長の土台になる」と述べた。

  外国為替市場では、ドル指数がほぼ変わらず。日中の下げを埋める展開となった。対照的にユーロは欧州中央銀行(ECB)の政策決定を受けて上昇した後に、その上げを消した。ECBは新たなインフレ目標を持続的に達成できることが明確になるまで、超緩和的政策を続けると表明した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の低下。一時は0.3%下落していた。ニューヨーク時間午後4時31分現在、ドルは対円では0.1%安の1ドル=110円20銭。ユーロは対ドルで0.2%安の1ユーロ=1.1769ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。世界的な需要の回復で需給がさらに引き締まるとの見方が広がった。ガソリン需要が主要消費国の大半でほぼ通常の水準に回復したことや、直近2週間での欧州航空交通量増加が意識された。CIBCプライベート・ウェルス(米国)の上席エネルギートレーダー、レベッカ・バビン氏は「市場が供給不足への心配を深めているのは明らかだ」と指摘した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比1.61ドル(2.3%)高の1バレル=71.91ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1.56ドル高の73.79ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。強弱まちまちの米経済指標や欧州中央銀行(ECB)の金利ガイダンス変更を消化し、金スポット相場は前日終値を挟んでもみ合う展開だった。

  スポット相場はニューヨーク時間午後2時2分現在、前日比0.2%高の1オンス=1807.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、0.1%高の1809.20ドルで終えた。

Tech Stocks Lead S&P 500 Gains; Treasuries Climb: Markets Wrap(抜粋)

Euro Erases ECB Gains; Krone, Pound Lead Peers: Inside G-10(抜粋)

Oil Gains With Robust Global Demand Tightening Crude Market(抜粋)

Gold Drifts as Traders Parse U.S. Economic Data, ECB Guidance(抜粋)

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