(ブルームバーグ): 米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業総合景況指数は、依然堅調だったものの活動拡大ペースがやや鈍った。製造業者は、長引く供給面のボトルネックや原材料不足への対応を迫られた。

  7月は生産の指数が低下した一方、受注残が小幅に上昇。供給や輸送を巡る問題が製造業の伸びを抑制したことを示唆する。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ委員長は発表文で、「企業と供給業者は引き続き、需要の拡大に応えるのに苦慮している」と指摘。「原材料のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)が過去最長に近いことや、必須基本材料の不足が続いていること、商品価格の高騰、さらに製品輸送面の問題が、全セグメントに影響を及ぼした」と分析した。

  こうした生産抑制要因を背景に、生産現場は需要増大に応えるため在庫取り崩しを余儀なくされている。顧客在庫の指数は7月に過去最低となった。減少した在庫の補充で今後数カ月は生産増が促される見込みだが、生産抑制要因がいつ和らぐかははっきりしない。

  仕入れ価格指数は85.7。1979年以来の高水準だった前月からは低下したが、高水準にはとどまった。

  雇用の指数は上昇に転じ、製造業者の採用活動が以前より奏功したことを示した。

  7月は18業種中、17業種が活動拡大を報告。中でも家具や印刷、衣料品で拡大が目立った。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加して更新します)

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