(ブルームバーグ):

19日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小幅反発。オプションの最終取引を20日に控え、日中は値動きの荒い展開だった。

  米金融緩和策の縮小や新型コロナウイルスの感染拡大、世界的なサプライチェーンを巡る懸念が相場の下押し要因だった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は、週間ベースで1月以来の大幅上昇となる見通しだ。

  元メリルリンチのトレーダーで、ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したトム・エッセイ氏は、「今週のオプション最終取引がボラティリティーを増幅させている可能性が高い」と指摘。「今の市場は相変わらず悠長に構えており、『乱気流』の影響を受けやすい」と述べた。

  S&P500種は前日比0.1%高の4405.80。ダウ工業株30種平均は66.57ドル(0.2%)下げて34894.12ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。

  米国債相場は高安まちまち。コロナ感染拡大を受けた成長懸念で、長期債は上昇した後に上げ幅を縮小した。ニューヨーク時間午後4時54分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.24%。

 

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対してほぼ全面高となり、ドル指数は昨年11月以来の高値を付けた。新型コロナのデルタ変異株が世界の景気回復に及ぼす影響や、米金融当局がタカ派に傾斜している兆候が意識された。主要10通貨ではノルウェー・クローネの下げが目立った。原油安などが重し。

  ニューヨーク時間午後4時55分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。ドルは対円では前日比ほぼ変わらずの1ドル=109円78銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1678ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は6営業日続落し、5月以来の安値。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が、数カ月以内のテーパリング(資産購入の段階的縮小)開始を示唆したと受け止められた。広範な商品(コモディティー)売りが出たほか、デルタ変異株の感染拡大を受けた航空旅行需要の後退や、ドル上昇も原油価格の重しとなった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比1.77ドル(2.7%)安の1バレル=63.69ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は1.78ドル安の66.45ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。米金融当局によるテーパリング開始の時期に注目が集まっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比0.1%未満安い1オンス=1783.10ドルで終了。

Treasuries End Mixed; December Eurodollar Contract Sold in Size(抜粋)

Dollar Hits 9-Month High on Fed Path, Covid Fears: Inside G-10(抜粋)

Oil Posts Longest Losing Streak in 18 Months After Fed Report(抜粋)

Gold Steadies as Investors Weigh Taper Prospects, Market Rout(抜粋)

 

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)

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