(ブルームバーグ): ペロシ米下院議長は23日、下院民主党議員の会合を開いた。バイデン米大統領の総額4兆1000億ドル(約450兆円)に上る経済政策課題を議会通過に導く戦略が党内の意見対立に阻まれる事態の回避を目指している。

  焦点となっているのは3兆5000億ドル規模の予算決議案と5500億ドル規模の超党派のインフラ包括法案に関する下院審議のタイミングだ。 進歩派は自らが優先課題として掲げる項目を多く盛り込んだ予算決議案を下院が取り上げ、インフラ包括法案の可決を先送りすることを求めている。一方、穏健派はインフラ包括法案をすぐに可決したい考え。23日の早い段階で、双方とも立場を変える意向はなさそうだ。

ペロシ米下院議長、民主党穏健派に圧力−予算決議案巡る脅しに対抗

  ペロシ議長は週末と23日に送付した下院民主党議員宛て公開書簡でリスクの大きさを強調した。23日の書簡では「議会で民主党が多数派を占めるという状況を無駄にして、勤労者世帯のニーズを満たす歴史的な変革を実現する貴重な機会を危険にさらしてはならない」と訴えた。

  民主党会合は、下院が23日夜に予算決議案やインフラ包括法案などの審議に向けた規則に関する採決に動く直前に設定された。

  一方、サキ大統領報道官は23日、「大統領は議長が提案する今後の道筋を支持している」と述べた。

 

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