(ブルームバーグ):

24日の米株式相場は主要指数がそろって上昇。S&P500種株価指数は過去最高値を更新した。新型コロナウイルスが世界経済に与える打撃への懸念は根強いものの、堅調な企業業績と商品価格の上昇が相場を支えた。

  S&P500種とナスダック100指数の上昇は、家電量販店ベスト・バイが堅調な消費者需要を示したことも寄与。原油相場と鉄鉱石価格も投資家心理の改善を受けて上昇した。週後半にジャクソンホール会合(米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)を控える中、業種別ではエネルギーや一般消費財などの上げが目立った。

  ニューヨーク・ライフ・インベストメンツのポートフォリオストラテジスト、ローレン・グッドウィン氏は「経済と企業業績の環境が改善し続ける限り、市場はウイルスや金融政策についての懸念があっても持ちこたえる公算が大きい」と語った。

  S&P500種の終値は前日比0.2%高の4486.23。ダウ工業株30種平均は30.55ドル(0.1%)高の35366.26ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。

  モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのダン・スケリー氏は「新型コロナの新たな感染の波と、それに対する市場および経済の反応にややデカップリングが見え始めている」とブルームバーグTVのインタビューで指摘。さらに「今後数週間でウイルスに関する懸念は和らぐとわれわれはみている」と語った。

  また、フランクリン・テンプルトン・インベストメント・インスティチュートの責任者兼チーフ市場ストラテジスト、スティーブン・ドーバー氏は、「驚異的な」企業収益の伸びが予想を上回っているとした上で、株高が続くには今後もそれが不可欠だとの見方を示した。

  米国債相場は長期債を中心に下落。この日行われた600億ドル規模の2年債入札は好調となり、外国中銀を含む間接入札者の落札比率が2009年以来で最大となった。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.29%。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨のほとんどに対して下落。ノルウェー・クローネを筆頭に資源国通貨は堅調だった。ジャクソンホール会合を控え、投資家は米金融政策の先行きに関する手掛かりを待っている。欧州を拠点とするトレーダーの1人は、同会合を前に取引フローに強い方向性はみられなかったと述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円ではほぼ変わらずの1ドル=109円64銭。ユーロも対ドルで横ばいの1ユーロ=1.1756ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。中国が新型コロナ感染拡大の抑え込みに成功していることから、需要回復への期待が高まった。同国の新規感染者報告は前日にゼロとなった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比1.90ドル(2.9%)高の1バレル=67.54ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.30ドル高の71.05ドル。

  ニューヨーク金相場はほぼ変わらず。米金融当局による資産購入縮小の開始時期に関する一段の手掛かりを得ようと、今週のジャクソンホール会合待ちの展開となった。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後3時40分現在、前日比0.1%未満下げて1オンス=1804.45ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%高の1808.50ドルで終了した。

USD Slides as Commodities and Equities Rally: Inside G-10(抜粋)

Indirect Bidders Take Historic Share of U.S. 2-Year Note Auction(抜粋)

Treasuries Heavy, Steepening Extends After Strong 2-Year Auction(抜粋)

Oil Rallies as China’s Success Against Virus Eases Demand Fears(抜粋)

Gold Wavers as Traders Await Policy Signals From Federal Reserve(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)

©2021 Bloomberg L.P.