(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事を巡り、ヤーマス下院予算委員長(民主)が新たにパウエル議長の再任支持を表明した。同委員長は民主党進歩派だが、他の候補者を指名するようバイデン大統領に圧力を加えている一部の同僚に同調しない姿勢を示した。

米民主党進歩派、パウエル議長の2期目指名控えるよう大統領に進言

  民主党の進歩的な議員連盟「コングレッショナル・プログレッシブ・コーカス(CPC)」に所属するヤーマス委員長は2日の声明で、「包摂的な最大限の雇用を優先する新たな金融政策枠組みへのパウエル議長の強いコミットメントは、取り残されるコミュニティーや地域がない公平な経済回復の達成を助けるだろう」とし、「一貫性があり、焦点が絞られている連邦準備制度にすることが極めて重要だ」と指摘した。

  FRB人事で大統領が指名した候補者の承認は上院が行うため、ヤーマス委員長が投票することはないが、民主党内のさまざまな派閥が大統領の判断に影響を及ぼそうとしている。

  オカシオコルテス下院議員ら民主党内の最も急進的な進歩派議員のグループは8月30日の声明でバイデン大統領に対し、来年2月のパウエル議長の任期満了時に、気候変動問題への対応などに注力する新たなリーダーに交代させるよう求めた。

  外部ではブレイナードFRB理事を次期議長に指名するようバイデン大統領に求める声もあるが、まだ上院議員の間では公にそのような動きはない。

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