(ブルームバーグ): 気候変動問題を意識する投資家は、グリーン銘柄を購入するか、それほど責任のない企業の持ち分を大量に保有する傾向があるが、空売りも行うべきだとクオンツ運用ファンドのパイオニア、クリフ・アスネス氏が主張した。

  クオンツファンド運営会社AQRキャピタル・マネジメントの共同創業者、アスネス氏は7日のブログへの投稿で、カーボン(炭素)排出量の多い企業の株価下落で利益が得られる投資は、投資家自身の意見表明と気候変動リスクのヘッジ、会社の方針に実際に影響を与えるという意味で不可欠だと指摘した。

  急成長するサステナブルファンドは通常、ESG(環境・社会・企業統治)評価の高い銘柄に資金を投じ、評価の低い銘柄を除外する。後者に対するショートポジションを金融商品のESGスコアでどのように評価すべきかはっきりしないため、実際にショートにすることは極めて珍しい。

  アスネス氏は「ショートの適切な扱いは、責任ある投資という最終的な目標にとって重要だ。概してショートコミュニティーが望ましくないと考えることを追求しないよう迫ることで、ショートは影響を及ぼす。この場合はカーボンの排出だ」と説明した。

 

 

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