(ブルームバーグ): 13日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反発。原油相場が一段と上昇したことから、エネルギー銘柄を中心に値上がりした。米国債利回りは低下。

  S&P500種は前週末終値を挟んだもみ合いの末、6営業日ぶりにプラス圏で終えた。モデルナの下落などが響き、ナスダック100指数は値下がりした。トレーダーが注目する米消費者物価指数(CPI)の発表を翌日に控え、相場は足踏み状態となった。

  S&P500種は前週末比0.2%高の4468.73。ダウ工業株30種平均は261.91ドル(0.8%)高の34869.63ドル。一方、ナスダック総合指数は0.1%低下。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.32%。

  ファースト・トラスト・アドバイザーズのチーフエコノミスト、ブライアン・ウェズベリー氏は、「相場は過大評価とはなっていないが、以前ほど過小に評価されてもいない」と指摘。「経済成長の減速は企業業績の伸びを鈍らせる公算が大きく、インフレ率の高まりはどこかの段階で長期金利を押し上げるだろう。さらに増税懸念や、新型コロナ関連の制限強化でサービス業界の回復が制限される可能性もある」と述べた。

  外国為替市場では、資源国通貨の大半が対ドルで上昇。ブルームバーグ商品指数が6年ぶり高水準をつけたことが背景にある。原油高を追い風にノルウェー・クローネの上昇が目立った。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満上昇。米国債利回りの低下を背景に上げ幅を縮小した。ドルは対円で0.1%高の1ドル=110円ちょうど。ユーロは対ドルで0.1%未満安い1ユーロ=1.1811ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。先のハリケーン「アイダ」による影響がなお残る米メキシコ湾地域に、熱帯低気圧「ニコラス」が接近していることが意識された。ニコラスは上陸前にハリケーン化する恐れがあり、テキサス州ヒューストンに大雨・洪水をもたらすと予想されている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は前週末比73セント(1.1%)高の1バレル=70.45ドルで終えた。終値ベースで70ドル台を超えるのは約6週間ぶり。ロンドンICEの北海ブレント11月限は59セント高の73.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。米CPIの発表を控える中、ドル指数が上げ幅を縮小したことが背景にある。米10年債利回りが低下したことも、利子を生まない金の投資妙味を高めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.1%高の1オンス=1794.40ドルで終了。

Commodity FX Gains, Dollar Wavers as Yields Slip: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises to Six-Week High as Another Storm Heads for U.S. Gulf(抜粋)

Gold Rises With Dollar Paring Gain as Traders Eye U.S. Inflation(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)

©2021 Bloomberg L.P.