(ブルームバーグ): 15日の米株式市場ではカジノ関連株が大幅続落。マカオ政府の当局者が前日にカジノ規制強化案を示したことが引き続き重しとなった。

  前日11%安となっていた米ウィン・リゾーツは15日も下げ、一時10%余り下落。2日間の下落率は2020年3月以来の大きさとなった。ラスベガス・サンズは一時6.6%安。このほか香港のメルコリゾーツ&エンターテインメント(新濠博亜娯楽)や米MGMリゾーツ・インターナショナルも値下がりした。

  これより先、マカオのカジノ関連株は15日の香港市場で急落し、合計で184億ドル(約2兆100億円)相当の時価総額が失われた。中国でカジノでのギャンブルが唯一合法化されているマカオの当局者は、9月15日から45日間を意見公募の期間として見直しを議論すると発表した。

マカオのカジノ株指数急落、当局者が規制見直し提案−監督強化懸念

  パーパス・インベストメンツのグレッグ・テーラー最高投資責任者(CIO)は「中国経済で比較的高成長を遂げている領域の一部に対し規制を強化する、新たな動きだ」と指摘。「これで投資家は、中国投資の拡大を一段とちゅうちょすることになるだろう」と話した。

  売りは米株式市場に上場する中国企業の米国預託証券(ADR)にも拡大し、ナスダックのゴールデン・ドラゴン中国指数は一時2%を超える下げとなった。 

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