(ブルームバーグ): 15日の米株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ3週間ぶりの大幅高。投資家マインドを圧迫してきた景気減速懸念が和らいだ。米国債は小幅安。

  エネルギー銘柄が特に値上がりし、S&P500種は直近8営業日で2度目の上昇となった。1−8月に20%上昇した同指数は、9月に入ってからは緩和策縮小への警戒感や新型コロナウイルス変異株まん延による景気腰折れ懸念が強まり、下落基調にあった。テクノロジー銘柄で構成するナスダック100指数は、ここ1週間余りで初めてプラスを確保した。

  カジノ株は続落。マカオ政府の当局者が前日にカジノ規制強化案を示したことが引き続き重しとなった。

  S&P500種は前日比0.9%高の4480.70。ダウ工業株30種平均は236.82ドル(0.7%)高の34814.39ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時54分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.30%。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「全面的な景気回復に少しずつ近づく中、投資家はあらゆる段階で熱意を高めてきている」と指摘した。

  外国為替市場ではドルが全面安。原油相場の上昇を背景に、ノルウェー・クローネやカナダ・ドルは上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下し、4営業日ぶりに下げた。ドルは対円で0.3%安の1ドル=109円37銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1815ドル。  

  ニューヨーク原油先物相場は6週ぶり高値に上昇。米政府の統計で原油在庫が予想以上に減少したことが示され、市場が急速にタイト化していることが示唆された。米エネルギー省の週間在庫統計によれば、原油在庫は600万バレル余り減少し、2019年9月以来の低水準となった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は2.15ドル(3.1%)高の1バレル=72.61ドル。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.86ドル上げて75.46ドル。ブレント原油が終値で75ドルを上回ったのは7月以来。

  ニューヨーク金相場は下落。米国債利回りが上昇したことで、利子を生まない金の投資妙味が薄れた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.7%安の1オンス=1794.80ドルで終了。

Dollar Weakens, NOK Leads FX Gains as Oil Rallies: Inside G-10(抜粋)

Oil Rallies to Six-Week High as U.S. Crude Stockpiles Tighten(抜粋)

Gold Declines as Bond Yields Rebound After U.S. Inflation Data(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)

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