(ブルームバーグ): 新興国市場に多く投資する金融機関の一部が、深刻な資金難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債券を大量に保有していることが、そうした金融機関の最新の届け出で明らかになった。

  6月末の届け出に基づきブルームバーグがまとめたデータによれば、新興国市場債への投資に特化した英資産運用会社アシュモア・グループは、中国恒大債の保有高が4億ドル(約440億円)余り相当と極めて多い。ファンドによる保有債券の開示方法の規則は国・地域によって異なる。

  ブラックロックとUBSグループ、HSBCホールディングスも中国恒大債を大量に保有している。高リスクの新興市場国ないしアジアのクレジットに特化した金融商品に組み込まれているものが多い。これら企業による保有高は、届け出がなされて以降に変化した可能性もある。

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