(ブルームバーグ): 20日の欧州株は約2カ月ぶりの大幅安となった。中国の不動産セクターに対する締め付けを背景に売りが膨らんだ。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前に資産購入のテーパリング(段階的縮小)への警戒からもリスク回避志向が強まった。

  ストックス欧州600指数は1.7%安。一時は2.5%安となった。ドイツのDAX指数は2.3%下落した。

  鉱業株が大きく値下がりし、鉱業株指数は2月以来の低水準に落ち込んだ。鉄鉱石が一段安となったほか、ベースメタルの下落も影響した。米国債利回りが低下する中、銀行や保険などの金融株も売られた。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、ミラ・サボバ氏によれば、中国恒大集団の債務問題が深刻化し、懸念が広がったことが大幅安につながった。サボバ氏は「恒大問題は中国の信用ストレスの高まりや同国の成長見通しへの悪影響に対する懸念を強めている」と指摘した。   

  欧州系航空会社の中でもブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(IAG)やドイツのルフトハンザグループは株価が上昇した。米国が近く、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した外国人渡航者の大半を対象に空路での入国を認める方針が伝えられたことが好感された。

 

 

  欧州債相場は上昇。中核国債を中心に利回り曲線はブルフラット化した。世界的な株安が響いた。ドイツ10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。同国は21日、7年債の入札を実施する。

  イタリア債とドイツ債のスプレッドは3bp拡大して103bpと、約2週間ぶりの大幅な利回り差となった。

  英国債も利回り曲線はフラット化した。2年債と30年債の利回り差は約1.5bp縮小して84.5bp。英国は21日に初のグリーン債を発行する予定。

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

 

Bunds, Gilts Bull-Flatten as Stocks Stumble; End-of-Day Curves

(抜粋)

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