(ブルームバーグ): 米証券取引委員会(SEC)は米上場の中国株購入を検討している投資家への警告を拡大している。

  SECスタッフは投資家に対する20日の警告文で、株式取得を検討する際に考慮すべき具体的な懸念事項を指摘した。これには中国企業が米上場で活用するペーパーカンパニーの仕組みなどがある。

  SECは7月以降、中国企業による米市場への新規上場承認を控えており、ゲンスラー委員長は既に上場している250社余りが同様の情報開示基準を近く求められると警告している。

SEC、米上場の全ての中国企業の情報開示義務強化へ−委員長 

  SECは企業の年次報告書を吟味するよう投資家に促し、重要な懸念事項には以下の内容が含まれるとした。

財務報告書で中国企業はペーパーカンパニーとの関係をどのように説明しているか米上場のペーパーカンパニーと中国の運営会社はどのような関係か中国政府が変動持ち分事業体(VIE)と呼ばれるペーパーカンパニーを取り締まるリスク中国の民間教育事業への投資を巡るリスク中国運営会社のオーナーと米上場のVIEの投資家の間で利益相反が生じる可能性

©2021 Bloomberg L.P.