(ブルームバーグ): 21日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が小幅続落。日中を通してもみ合ったが、引け際に下げて終えた。中国不動産セクターに対する同国当局の締め付けによるリスクが引き続き意識されたほか、22日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を控えている。

  S&P500種は寄り付きでは広範に上昇し、前日に中国恒大集団の債務不安で市場が動揺した後、一定のセンチメント改善が示唆されていた。資本財や通信サービス、公益銘柄などが売られ、同指数の重しになった。ウォルト・ディズニーは5月以来の大幅安。同社はサービス加入者の伸び鈍化を予想した。

  S&P500種は前日比0.1%安の4354.19。ダウ平均は50.63ドル(0.2%)安の33919.84ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。

  米国債相場は小幅まちまち。ニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.32%。

  EPウェルス・アドバイザーズのポートフォリオ戦略担当マネジングディレクター、アダム・フィリップス氏は「投資家はあすのFOMCが示す最新情報に加え、中国政府が中国恒大危機に対応するのかどうか、対応するのであればその方法に関する詳細を待っており、手に汗を握って行方を見守っている状況だ」と述べた。

  外国為替市場では、ドルは高安まちまち。FOMCの政策決定や連休明けの中国市場再開を22日に控え、慎重姿勢が広がる中、逃避先通貨は高ベータ通貨に対して値上がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、ドルは対円で0.2%安の1ドル=109円22銭。ユーロは対ドルで前日比変わらずの1ユーロ=1.1726ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。タイトな供給が買い材料となった。ただ、中国の経済状況を巡る懸念が上値を抑えたため、もみ合う場面が目立った。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は27セント(0.4%)高の1バレル=70.56ドルで終えた。同限月はこの日が最終取引日だった。中心限月である11月限は35セント高の70.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は44セント上げて74.36ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。不動産開発大手、中国恒大集団の債務危機が波及するとの懸念から金への逃避需要が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%高の1オンス=1778.20ドル。

Treasuries End Mixed After Strong 20-Year Auction Aids Long End(抜粋)

Greenback Turns Mixed Ahead of Fed Policy Decision: Inside G-10(抜粋)

Oil Ekes Out Gain as Investors Focus on Supply Constraints(抜粋)

Aluminum, Copper Erase Gains on Evergrande Fears; Gold Advances(抜粋)

(相場を更新し、市場関係者のコメントを追加します)

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